どっかでアウトプットしたくなったのでここに書く。あくまで自分個人の評価なので、ヘタクソの戯言くらいでとどめておいて欲しい。てかプレイヤーのみんなからコメント欲しい。
一応前提として当たり前のことを言っておくけれど、スルー・ジ・エイジズにおけるカードの強さは状況によって大きく変わってくる。ランクAの指導者が弱い盤面もあるし、ランクCが輝く局面もあるので、以下の評価は傾向としてのランク付けになる。
目次
時代A
ホメロス:A
序盤の幸福度を指導者で賄えるのは強い。通常は寺院に人を置いたり幸福度の上がる驚異を取ったりするところ、その分のリソースを他に充てることができる。
他の時代A指導者は一時的に微量の資源や科学を湧かして終了になるのがほとんどなところ、幸福度が永続的に底上げされるのは強力で中盤以降の動きやすさも変わってくる。
ホメロスを取ったときは意識して驚異を早めに建てに行かないと時代Ⅰ指導者へのチェンジが遅れてしまうのだけはデメリット。大した話ではないけど。
軍事ユニット用の資源+1はおまけなので基本無視していい。
アリストテレス:A
《鉄》や《騎士》が1ターン早く建つ。時代Ⅰの技術カード1枚分くらいの科学点は稼ぐ上、科学は腐敗しないので動きが曲がることもない。とりあえずでピックして問題ない指導者。
ユリウス・カエサル:B
生きる 《戦闘》 。追加の軍事行動数が偉くて、ドロー数増やして強力な戦術カードを引きに行きたい。《騎士》も取れたらさらなる軍事マウントが期待できる。侵略2連打で相手の軍事カードを枯らす展開は稀。
モーゼ:B
3~5食料くらい湧かすので、時代A指導者の出力としては上々に思える。が、大体の場合しばらくは未使用の労働者としてベンチを温め続けるので見た目よりも拡大再生産には寄与しない。《青銅》に4人目を置いていい気がする(感覚)。
序盤の食糧問題についてはイベントや黄色カードで誤魔化したいので、モーゼ一人で解決できる点は高評価。
ハンムラビ:B
内政行動数+1は非常に強力なものの、軍事行動数-1は無視できないデメリット。序盤において侵略からの自衛は軍事カードが要になるので(戦略カードや防衛のための破棄)、ドロー数は重要。
逆に言えば、軍事競争が始まる前であれば欠点は戦略カードを探せない程度なので、強力なメリットを十分に享受できる。他プレイヤーの軍事力が上がり始めるタイミングより前、早い段階で時代Ⅰの指導者に交換しておきたい。
アレキサンダー大王:C
軍事ユニットの軍事力+1は効果自体は強いものの、最序盤は軍事力を比較するタイミングが少なく、軍事力4程度の侵略では防衛されてしまうため恩恵を受けにくい。また一時的な軍事力アップにしかならないため、後の時代へ引き継ぐことができない(軍事ユニットが増えるわけでもなく、カエサルのようにドローが増えるわけでもない)。
追加の黄トークンは悪くないが、代償として政略アクションと内政行動数1が必要なのはヒポクラテスを見た後だと残念に感じる。
時代Ⅰ
チンギス・ハン:A
簡単に軍事力を底上げして、しかも文化クロックまでついてくる。《重騎兵隊》があれば最高。このお手軽さでこの出力は破格と言える。
ただし交代の際には注意が必要。交代後の戦術に合わせて軍隊を用意しておかないと軍事力がガクッと下がるので、彼がいるうちにしっかり内政して準備しておく必要がある。
ハマれば時代Ⅱでも継続して使い続けるくらいのパワーはあるが、うっかり時代Ⅲに突入して陳腐化しないように。
レオナルド・ダ・ヴィンチ:A
だいたい毎ターン科学+1と資源+1、状況を選ばず強い。内政力はある程度担保されるので、湧いたリソースを《騎士》などに投入して自衛したい。
当然《錬金術》は必須。先にダ・ヴィンチをピックして万が一《錬金術》が手に入らなかったら最悪《印刷機》でもいいけど、取りたくないな。。。
ジャンヌ・ダルク:B
丸い。突出した性能はないけど、イベントの事故防止に加えて最低限の軍事力と文化クロックでとりあえず持っていると安心感がある。
寺院の幸福度を軍事力に変える効果に関してはあまり引っ張られないほうがいいと思う。もともと建っていた《宗教》を利用したりする分にはいいけど、ジャンヌのために《神学》や《神政》をわざわざ取ったりするのは弱い印象。《サンピエトロ大聖堂》があればアリかも。
フリードリヒ1世:B
水増しでない純粋な軍事力を高めることに寄与してくれるものの、食料と資源は必要となってくる。毎ターン効果を使うために《灌漑》があると良いかも。
植民地戦略と相性がよく、派遣した戦力の補充が簡単に行える。《地図学》を取ってガンガン植民地化を進めることで地盤を固めたい。
ミケランジェロ:B
《サンピエトロ大聖堂》 とコンボしてめっちゃ文化点湧かす。《宗教》ですら3文化点クロックになるので人を置いてもいいけど、生産力が高まるわけではないので時代Ⅰにあまりやりたい行動ではない。やるとしても彼を交代させた後のプランは考えておくべき。
《サンピエトロ大聖堂》 がないとC。
クリストファー・コロンブス:C
ミケランジェロ同様、状況に強さが左右されるタイプの指導者。《広大な領土》や《先住者のいる領土》など強力な植民地カードが手元にあればピックしてもいい。
効果が即時的なため、手札にキープしておいてしばらく時代A指導者のままにする、時代Ⅰ終盤に交換してすぐに時代Ⅱ指導者に切り替えるなどすることで最適化したい。
時代Ⅱ
ナポレオン・ボナパルト:A
軍事行動数+2から+1に弱体化されたものの、それでもまだ強い(ナーフ前ならS評価)。自分が軍事で勝っていようが負けていようが、出すだけでひとつ上のポジションに上がれる。
時代Ⅰで《騎士》を取っているとして、せっかくなので《銃兵》と《大砲》も研究してボコボコに軍事マウントを取って時代Ⅲにつなげたい。《ナポレオン式軍編成》も拾えれば無敵。
チンギス・ハン同様、交代のタイミングに注意。あと《偶像破壊》。
ヨハン・ゼバスティアン・バッハ:A
最初に言っておくと、俺は《オペラ》がめちゃくちゃ好きなので偏見が入っている。
文化点+2がついてプレイアブルになった。適当に《オペラ》を2軒建てるだけでお手軽10点クロック。序盤の《宗教》や《パンとサーカス》に人がいれば無駄なく得点源を確保できる。
ミケランジェロやシェイクスピアの一時的な文化点クロックと違い、《オペラ》は最終盤面まで戦えるクロックなので最後まで活きるのが素晴らしい。
注意点として、バッハは科学は軽減しても資源はサポートしてくれない。《建築技術》や《都市成長》で支援しながら毎ターン《オペラ》を建てよう。
マクシミリアン・ロベスピエール:B
《立憲君主制》を出すための人。揃って流れてくれば積極的にセットで取りたい。
《共和制》でもいいけど、その場合浮いた科学を使って《戦略》は絶対に研究しておきたい。軍事行動数+1が染みる。
時代Ⅲの政体が早めに流れて来ればそっちも狙いたい。ただ一番欲しい《民主主義》は革命でも9科学を要求されるので意外と重い。長居させても仕方ないので、いい感じの時代Ⅲ指導者が先にピックできそうなら欲張らずにさっさと交代。
アイザック・ニュートン:B
内政マン。時代Ⅱの技術カードは魅力的なものが多く、ガンガン研究回して余る手番は黄色カードに使って資源を補いたい。
科学+1では物足りないのでやはり時代Ⅱの研究所or書庫を建てたいけど、《錬金術》があるのに《科学的手法》を研究したくないな~ってのが気にかかる。
ジェームズ・クック:C
もとから植民地を1つか2つは持っている状態じゃないとピックしても仕方ない。
逆に噛み合えば毎ターン4,5点の文化クロックになる。(その割にしょぼいな)
植民地化のサポート効果は結構弱い印象。大量の軍事行動数が無いと捨てるカードに余裕がない。
クックを出して植民地を集めると言うよりも、もともと《ロドス島の巨像》や《地図学》などで植民地化を進めていたプレイヤーが、植民地プレイを完成させるために得点源としてクックを出すほうが正しい。
ウィリアム・シェイクスピア:C
ほとんど使ったことないからよく分からない。時代Ⅰで《芝居》や《印刷機》を建てちゃつたときに時代Ⅱで《ジャーナリズム》や《オペラ》を取ってブーストしていくのが一番自然な使い方に見えるけど。。。
書いてあることはかなり強いけど、人も必要だから《灌漑》か《品種改良》も欲しくて条件厳しい。軍事にリソース回す余裕もなさそうだし。
ハマるパターンならピックしてブン回してみては。
時代Ⅲ
シド・マイヤー:S
《コンピューター》必須。だいたい9か12点の文化クロックで、他の時代Ⅲ指導者に比べても頭一つ抜けている。《インターネット》の打点も爆増。
科学生産にマイナス修正がかかるものの、それでも《コンピューター》は4科学ずつ湧かすので十分。
ビル・ゲイツ:A
こちらも《コンピューター》ほぼ必須。最終盤の軍事ユニットや《映画》をガンガン建てていける。内政行動数さえ足りれば時代Ⅲ驚異を2つ建てることすらできそう。
ただし《石炭》や《大陸横断鉄道》でしっかり生産力を高めている場合は資源がオーバーキルになるので、文化点を湧かす指導者を選んだほうが伸びるかも。
ウィンストン・チャーチル:A
毎ターンの軍事用リソースはかなり強力で、《空軍》を研究したり大量の軍事ユニットを建設するのが相当楽になる。サポートが必要なくなった後も3文化点クロックとして残るので無駄がない。
《文化をめぐる戦争》での大量得点を狙う展開なら、チャーチルがいるだけで完成形の軍隊作成がかなり現実的になる。トップ狙い向けでもありつつ、文化で負けている場合の逆転カードにもなる。
アルベルト・アインシュタイン:B
本領を発揮するには《コンピューター》か《マルチメディア》を建てて、科学を得点に変換していく。それらがなくても、科学を支援しながら毎ターン3点は入るだろうから適当に取ってもそう悪くはない。特に最終ターンは科学が余るので、適当に研究して点を稼げるのは偉い。
せっかくなので《技術による影響》など科学関連の時代Ⅲイベントを仕込んでもう少し文化点を水増ししたい。あと《宇宙飛行》も欲しい。
チャーリー・チャップリン:B
《映画》と合わせて4文化点クロックを上乗せ。幸福度+2に救われる場面も結構多い。あまり語ることがない。
マハトマ・ガンジー:C
軍事行動数を3つ多く要求したところで、攻められるときは攻められるので完全なシャットダウンには決してならない。《軍事理論》研究されるだけで帳消しみたいなもんだし。。。
とはいえ《文化をめぐる戦争》で軍事行動数6を消費した後だとマトモに軍事ユニットを建設できないので、抑制効果はそれなりにある。ガンジーを出しても軍事力を放置するのではなく、いざ戦争を仕掛けられたときにある程度対応できるくらいに準備はしておく必要がある。
殴られ役が他にもいるなら矛先を逸らせられると思うけど、そんな状況あんまりない。そもそもガンジーをピックさせられてる時点でどうせ負ける。
【追記】
この記事を最初に書いてからガンジーの登場するゲームを何度か経験して、評価が変わったので追記する。
軍事行動数+3による抑止効果はかなり大きく、軍事系の政体であることに加えて《戦略》や《軍事理論》、あるいは指導者や驚異による補助が必須となるため、攻めるためのハードルはかなり高いものになる。 《軍事理論》や《原理主義》などの軍事行動数を追加する手段をカットして他プレイヤーに渡さないことで、攻め込ませるチャンスを摘み取ることができる。軍事行動数6を準備されていざ戦争となっても、相手は準備するだけの赤コマが残っていないので通常時に比べて被害は小さくて済む。 文化点産出を大きく伸ばしたあと、ガンジーを取って籠城し走り切る形がベストな使い方になる。自文明がただただ弱くて消極的にガンジーに逃げるパターンはだいたい負ける。