俺は「新しいこと」と「楽なこと」が大好きな人間だから当然バリバリのキャッシュレス派なんだけど、現金から移行するのにまだ踏ん切りがつかない人も周りにはまだまだ多いので、今回はキャッシュレスの良さについて布教していく。
目次
日本人は現金が大好き
日本の消費者決済におけるキャッシュレスの割合はだいたい20%と言われてる。
この数字の中身はクレジットカードや電子マネー、QRコード決済のみで、銀行振り込みや口座振替が含まれていないから、キャッシュレスという言葉の意味通りにはならないかもしれないけど、とにかく他の先進国に比べて低いってことは間違いない。キャッシュレス先進国と呼ばれる中国や北欧諸国は60%前後で、お隣の韓国なんか90%にも達してる。
日本は現金の信用度が高くて安全だったり、老人が現金を使いたがったりでキャッシュレスが広がりにくい土壌があるのかもしれないけど、そんなマクロな話は置いといてとりあえず俺たちは現金使うのやめようぜ。だってキャッシュレスの方が圧倒的に便利でお得なんだから。
キャッシュレス導入のメリット
これはもうめっちゃたくさんあるからどんどん挙げてく。思い出したら追加する。
メリット①:財布を持たなくていい
現金を持ち歩かないのだから、当然それを入れておくための財布も不要。
荷物が減るのは正義。
とは言ってもクレジットカードや身分証明証は必要だし、どうしても現金しか使えないような場面はまだまだ避けられないから最低限の現金は手元に置いておきたい。これはスマホケースや薄めのパスケースなんかにカードと札を忍ばせておけば荷物にならないから、財布の代わりにそっちを使おう。
逆に小銭は本当に持ち歩く必要ないから、お釣りでもらったりしたら適当にカバンなりポケットなりに突っ込んでおいて、帰ったら貯金箱にでも入れておけばいい。紙幣に比べてかさばるし重みもあるし大した金額にならないからこっちは完全に切り捨てる。
財布を持たないメリットはまだあって、紛失するリスクが激減するってこと。
もちろんカード類は持ち歩くんだけど、スマホでApple PayやQRコード決済を使う分には取り出さなくていいし、カードをスマホケースに入れておけば無くす可能性も低い。
キャッシュレスを嫌う人はよくセキュリティが心配って言うんだけど、そういう人に限って財布を無くしたりするのだから本末転倒。俺は人生で1度も無くしたことはない。
メリット②:レジのお会計が速くて楽
SuicaやQRコードの決済に一度慣れてしまうともはや現金には戻れない。
いちいち財布をカバンから出して紙幣と小銭でちょうどいい組み合わせ考えて店員さんに渡してお釣り貰うまで待って財布にしまってまたカバンに入れて、、、なんてやってられるかそんなこと!!!
君がレジでもたついている間にも、俺たちキャッシュレス派は列で待たされてる。現金派は自分だけでなく後ろの客と店員の時間までも奪っているということを自覚してくれ。
それにくらべてどうだ。
QRならレジ打ちしてる間にワンタップで画面出してスマホ置いとけばいいだけ。Suicaなら画面を開かなくてもいいし、Apple Watchをしていればもはやスマホすら出さなくていい。金額がいくらかも意識しなくていいから、ほっとけば勝手に終わってるレベル。
現金派が財布をしまっている間に、キャッシュレス派はもう次の目的地に向かってる。
メリット③:ワリカンが楽
キャッシュレスは一人で使ってもいいんだけど、周りも使ってくれればさらに威力が増す。
お金のやり取りはお店以外でも発生することは割と多くて、実はこれが厄介。
飲み会でワリカンしたりするのはその典型で、こういうのをキッチリ分けようとするとだいたい端数が出る。当然1円単位で計算したりしないから誰かが微妙に多く払ったりするわけだけど、大した金額でもないのにいちいち譲り合いになったりしちゃって時間の無駄。お金の受け渡しも料理や食器で散らかったテーブルの上でやらなきゃいけないから慎重になるし、人が多いと席を立ったりしなくちゃならないから疲れる。しかも大体の場合ちょうど払えない人が一人はいるから、うまいこと小銭を調節しなくちゃいけなかったり、後でお金を崩したり下ろしたりするハメになる。
こういうシチュエーションこそ電子マネーが最も効果を発揮する。誰か一人に全員が送金すればピッタリ等分した金額を払えるし、動作もスマホだけで完結する。
他にもイベントの会費なんかを集金したりするのにも便利で、集金役がいちいち全員を回ったりせずとも、グループLINEか何かに送金リクエストを送ればそれで終わる。送金履歴も残るから、誰が払ったかどうかチェックリストを作ったりする必要もない。
メリット④:ポイントが付く
キャッシュレスで決済することで、ありとあらゆる買い物でポイントが付いたり還元を受けることができる。
還元率はサービスごとに違うけど、少なくとも1%、条件によっては5%以上のポイントが付く場合もある。クレジットカードや○○Payを通じて決済すれば、光熱費だろうと携帯料金だろうと全ての支払いにこれが適用される。仮に毎月20万円の支出があったとして還元率を平均2%とすると、全てキャッシュレスに置き換えることで何もしなくても毎月4,000円が空から降ってくるって計算になる。
現金じゃちょっとTポイントが付いたりするのがせいぜいだから、この4,000円をむざむざ捨ててるってことになる。
メリット⑤:お金の流れを把握しやすい
現金はいくら使ったか分かりやすい、みたいなことをよく聞くけど俺はむしろ逆だと思ってる。現金は手動で家計簿をつけない限り、どのくらい使ったかは人間の記憶で管理するしかないから絶対に曖昧になる。
一方電子マネーはデジタルデータだから、今月自分が何にいくら使ったのか正確な情報が残ってる。クレジットカードの明細は全てアプリやWebサイト上でリアルタイムに確認できるから支出状況を把握しやすいし、しかも勝手にやってくれる。
ちなみに俺は「マネーフォワード」って家計簿アプリで支出管理してる。長くなるから詳細な説明は今回省くけど、このアプリに自分の銀行口座やクレジットカード、Amazonなんかのアカウントを登録しておけば、あとは全ての決済を自動でまとめて家計簿にしてくれる。しっかり使い込もうとすると有料プランは必須になってしまうけど、キャッシュレス生活には欠かせないアプリなのでぜひ使ってみてほしい。
メリット⑥:ATMに行かなくていい
現金中心の生活をしているとATMの利用は絶対に避けられない。
少ない人でも月に2回は行くだろうから、そのたびに手数料を取られたり、あるいは手数料のかからない平日昼間を狙ったりしてコンビニや銀行に行かなくちゃいけない。お金と時間と労力がもったいない。
何かのついでに寄っていくならまだマシだけど、それでも「ATMに行かなくちゃ」という意識が脳のメモリを確実に奪っていくし、そのまま忘れてしまっていざ必要なときに財布が空、なんてことにもなりかねない。
友人同士のお金のやり取りで、「今お金ないから後でATM寄っていい?(笑)」とか言ってそのためだけにわざわざコンビニ寄ったりするシーンも珍しくない。あれはホント無駄。
現金を使わなければこれらの損失をばっさりとカットできる。
キャッシュレス導入のデメリット
ない。
冗談でなく、本当にデメリットはない。
「キャッシュレス導入=現金が使えなくなる」ではないから、そこは注意してほしい。
そりゃ100%完全に現金を持たないのであれば不都合は出てくるけど、人生の全てをキャッシュレスに置き換えろと言ってるわけではないんだから、現金の方がいい場面なら現金を使えばいいだけ。ただほとんどの状況でキャッシュレスが便利だから、最低限使うだけであとは全部置き換えようよって話。使い分けろ。
それでも現金派がよく主張しているデメリットもいくつかあるので、それについても解消しておく。
デメリット①:セキュリティが不安
心配しすぎ。
キャッシュレスの決済システムは超超超大企業がガッチガチに固めたセキュリティの下で動いているんだから、そんな簡単にクラッキングされたりはしない。銀行強盗が怖いから口座に預けないって言ってるようなもん。
むしろ気をつけるべきはユーザー側の情報の取り扱いで、クレジットカード情報を盗み見られたり、変なサイトに登録したりしないよう気をつければいい。
その点QRコード決済は氏名や番号すら表示されないから安全。
最悪不正利用されてもマトモな会社なら補償してくれる。
俺も昔PayPalという決済サービスで2万円くらい不正利用されたことがあるんだけど、問い合わせたらソッコー対応してくれた。
まぁ中にはセブン・ペイみたいな例外もあるにはあるけど、既にしっかり軌道に乗ってるサービスを選んで使えばそうそう事故ったりしない。
どう考えたって、それより財布を落とす可能性のほうが遥かに高い。
デメリット②:お金使っている感が薄くて、ついつい使いすぎてしまう
これはまぁ分からんでもない。事実俺もそう。
ただやりようはいくらでもあるので、そこは仕組みでカバーしよう。
例えばデビットカードを使えば銀行口座の残高に直結しているから現金を使うのと大差がない。
他にもプリペイド型のサービスを使うという手もある。例えばLINE Payはクレジットカードと結びつけて支払う機能はないので、事前に銀行口座からLINE Payの残高にチャージしておく必要がある。これならお金がなくても使ってしまう心配はない。
それでも心配で「物理的な現金の方が使うのに抵抗感があって良い」タイプの人なら、クレジットカードを使うたびに同じ額の現金を封筒にしまうルールを作るみたいな対応もできる。ちょっと手間にはなるけれど、現金の使用感にはかなり近づくと思う。
デメリット③:災害時に使えない
別にそんときは現金使えばいいじゃん・・・
そんなめったに来ないレアケースのために日常の利便性を捨てるのはナンセンス。 最低限の現金を手元においておけば回避できるし、そもそも現金派もATM使えないんだから条件あまり変わらないよね 。
デメリット④:スマホのバッテリーが切れたら使えない
最近のスマホはバッテリー容量大きくなってきたから相当ハードな使い方しなければ一日は余裕で持つし、どうしても気になるならモバイルバッテリーを持てばいいだけ。
まとめ
現金を使う理由ってのはどんどん少なくなってきてる。現金派にもそれぞれポリシーがあるだろうし否定するつもりはないけど、現金という文化は明確に過去のものになってきているし、キャッシュレスに移行せざるを得なくなるタイミングは必ずやってくる。だったら今のうちから慣れておいて、利益も享受していた方が絶対にお得。
具体的にどのサービスを使えばいいかみたいな話もしたいけど、今回は長くなるので一旦ここで区切る。またそのうち紹介するので次もぜひ読んでほしい。