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「ポモドーロ・テクニック」がモチベ維持と時間管理に最適だった

大の勉強嫌いだった俺が、ここ数ヶ月エンジニア学習にフルコミットできている理由のひとつである「ポモドーロ・テクニック」について解説する。

 

ポモドーロ・テクニックとは

ポモドーロ・テクニック(英: Pomodoro Technique)とは、時間管理術のひとつ。 1980年代にイタリア人のフランチェスコ・シリロによって考案された。 このテクニックではタイマーを使用し、一般的には25分の作業と短い休息で作業時間と休息時間を分割する。 1セットを「ポモドーロ」と呼ぶ。 ポモドーロ・テクニック - Wikipedia

要するに、「25分集中」「5分休憩」「25分集中」「5分休憩」・・・を繰り返すことで適度に休憩を取りながら高い集中力を維持するという手法。集中している間はやると決めたタスク以外のことをするのは禁止で、4回集中するごとに15分とか20分とかの大きい休憩を入れる。

この「25+5分」というのは絶対ではないので好みで調整していい。集中力が長く続く人なら40分でも60分でも構わないし、休憩時間を増減させてもOK。大切なのは集中→休憩のサイクルを作ること。俺は30分1サイクルが単純に計算しやすいのでこのままにしてる。

 

ポモドーロ・テクニックのメリット

ただ時間を細かく区切るだけで能率が上がるのかと俺も最初は半信半疑だったんだけど、実際にやってみると効果テキメンで驚いた。

雑念から解放される

集中に一番貢献している理由が多分これ。ポモドーロをするときは必ず何かしらのタイマーで時間を図ることになるので、そのタイマーが動いている間は余計なことをしてはいけないというプレッシャーがかかる。これによってスマホをつい開いてしまったりが激減するので、目の前のタスクに集中できる。

よくある話として、「今日は5時間勉強したぞー」と言いつつ机に向かってダラダラしてて実質3時間位しかやってない、みたいなのがあると思うけど、ポモドーロのタイマーが回っているという緊張感のもと作業することである程度の質が保証されるから、「やった気になるだけ」を防ぐことができる。

それでもスマホを見てしまうっていう人は、引き出しにしまったりして目につかないところに置いて通知もオフにしてしまうことを勧める。

締め切り効果に期待できる

締め切り効果は「夏休みの宿題を最終日に一気に終わらせる時の謎の超パワー」っていうやつで、試験前や課題提出のときにお世話になったことのある人は少なくないと思う。ポモドーロには2つの締め切りがあるので、この恩恵にあずかることができる。

1つ目が「25分という締め切り」。ポモドーロの原則として、「休憩時間になったら、キリが悪くても中断」しなくてはいけない。だから、タイマーが「あと5分」になっているのがちらっと見えたら、あと5分でちょうどいいところまで終わらせてやろうという焦りから能率がアップする。

2つ目が「ポモドーロ数の締め切り」。タイマーをスタートさせる前に「この25分は〇〇の作業のために使う」という感じでタスクの設定をするんだけど、ついでに「このタスクはポモドーロ3回で終わらせるぞ」というようにタスク自体の締め切りも決めておくとなお良い。これをするとタスク全体を締め切り効果にかけるだけでなく作業時間の見積もり練習にもなるし、終わった後に「自分はこのタスクにはこれくらいの時間がかかる」という情報が手に入るので、今後のタイムマネジメントがさらにやりやすくなる。

強制的に休憩を取らされるので長時間戦える

実際にポモドーロ・テクニックを使ってみると、意外と休憩が多いということに気がつくと思う。「あと少しだけやりたい!」ってところで休憩が来るのがしょっちゅうで、なんだかテンポが悪いのでは?という気がしてくるかもしれないけど、没頭していると忘れがちな"息継ぎ"をしっかりと取れるのがポモドーロのいいところなんだ。

この5分の休憩はダラダラSNSを見るためにあるんじゃなくて、やるべきことがちゃんとある。それは「頭の中はタスクから離れすぎないようにしつつ、次の25分のために体を整える」こと。ゲームなんてしようものなら頭が完全に切り替わってしまうし、5分後に再開できない可能性が非常に高い。

具体的には散歩とか筋トレとか、あとは瞑想するなんてのもかなり良いらしい。

脳に栄養を届けるために、軽く体を動かして血流をよくするのが集中力維持には欠かせない。長時間同じ姿勢で座っていると肩もこるので、25分ごとに立ち上がったほうがいい。俺の左手のSiriもそう言ってる。

 

努力時間が可視化される

一番気に入ってるところが作業量が数値としてわかりやすい点で、これが時間管理にも最適。合計30分の1セットを1ポモドーロとしてカウントすることで、今日は6ポモドーロやったな、とか今週は15ポモドーロしかできなかったから来週は頑張ろう、みたいに定量的に成果が見えてくるのでモチベーションを保ちやすい。

俺はさらに毎日のポモドーロ数をSNSに投稿することで、サボりにくい環境を作ることにしている。結局他人の目が一番。

 

 

アプリは「Focus To-Do」がおすすめ(無料)

適当にキッチンタイマーを買ってきてそれを使っても良いんだけど、アプリを使うことで「作業量の可視化」の効果をフルに発揮できる。

Focus To-Do: ポモドーロ技術 & タスク管理

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「Focus To-Do」は、まず画面がキレイでUIも良い。基本となるタイマー機能もかなりカスタマイズできるし、シンプルな表示だから作業のじゃまにならない。

 

中でも素晴らしいのがレポート機能で、いつ何のタスクにどれだけの時間をかけたかを正確に記録しておいてくれるんだ。

 

日ごとだけでなく週や月単位での作業量が分かる上、どれだけ頑張ってどれだけサボったかが視覚的にはっきり見える。プロジェクトやタスクで色分けされるから、この週はどの作業に専念したかとか全然やってない作業は何かなどの分析に使うこともできる。一部のレポート機能は有料限定になってしまうけど、買い切りで1080円とかなり親切価格なので、試しに使ってみて気に入ってもらえたらアップグレードしてもいいと思う。

Focus To-Do有料版のイチオシ機能

  • 詳細な統計レポート
  • プロジェクト数が無制限(無料だと5個まで)
  • デバイス間同期(PCとスマホ)
  • タスクの繰り返し設定

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